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2017-07-08(Sat)

本を読む、ということ。

わたしは自他ともに認める活字中毒の重症患者です。
何でも読んでしまいます。
読むものがない時は牛乳パックのラベルでもいい。
電車の中吊り広告が人に隠れて読めない部分があると、
全く興味のない内容でもイライラします。

知人の話。優秀な女性です。
トップクラスの進学校を出て、社会的にも地位の高い仕事をしています。
ご家庭は温かく、環境も良く、家族の仲もかなり良いように見えます。
が、どういうわけか、彼女は尋常でなく打たれ弱い。
何か言われる度に落ち込む、というようなレベルではなく、
ひっきりなしに褒められていないと不安で居ても立ってもいられない感じ。

ある時、「そういう事ってどこにでも起こるよね」みたいな話から、
だって、これこれの本にもさあ、とかなり有名な本の名前を出したところで、
彼女は、子どもの頃からほとんど漫画も本も読んでいないことがわかりました。
読書感想文のために一年に一冊、しかも後書きだけ読んできた。

そうか。この人は、自分の人生の他は何にも知らないんだ。
だからいつも「これでいいの?」と不安になるのか。

いきなり本を読むのはハードルが高いから、まずは漫画でも読んだら、と
お勧めしました。すると、「それって、現実逃避じゃないですか?」
さらに「時間の無駄だと思ってました」と。

2~3歳の子どもに「おおきなかぶ」を読む。何回も読んでもらいたがります。
彼らは、かぶが抜けなくて困っているおじいさんと、
次々に助けに来るおばあさん、まご、いぬ、ねこ、ねずみと一緒に
かぶを引っ張っているのです。そしてかぶは最後には抜けます、ちゃんと。

本を読む、って、別の日常、別の人生をちょっとかじらせてもらうこと。
そうして、がんじがらめになりがちな心を解きほぐすこと。
あるいは、安全地帯に片足を置いて、はらはらドキドキな体験をすること。

無駄でも現実逃避でもないですよね。
・・・と自分を正当化する。ふふふ。

澤田 直子


プロフィール

小松川教会ホームページ委員会

Author:小松川教会ホームページ委員会

小松川教会は、「聖書は神の言葉、全人類にとっての救いの言葉」と信じる健全な聖書信仰に立つプロテスタント教会であり、全国に約1700余教会ある日本基督教団に属しています。

モルモン教、ものみの塔、統一教会とは一切関係ありません。
澤田武主任牧師

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